飲料は生きる源

生きる源と生活の彩を皆様へお届けします

 

松本鉱泉の飲料への想い、それは今よりもはるかに物の少ない戦前にまでさかのぼります。

創立者である亡き祖父が家業として引き継いだ飲料製造販売は戦争とともにいったん廃業を余儀なくされ、祖父は戦地に赴きました。

 

戦争が終わり生還してすぐに父は当時何の物資もない時代に材料をかき集めて作った飲料を手押し車にて売り歩く日々を過ごしていました。「生きていくうえで十分な食料も確保でけへん時代にせめて飲みもんだけでもみんなの手元に届けたかったんや」とのちに祖父は語ってくれました。食べ物がなくても飲み物さえあればなんとか生きてはいける、、、

 

祖父の言う通り、飲み物は生きていくうえで一番の源になるものだと思います。人が生まれてすぐに口にするものは愛情溢れる母乳です。それを飲んで私たちはスクスクと成長してきました。その後も成長していく過程でいろんな飲料に出会います。子供の頃に飲んだ甘いジュース、暑い夏を吹き飛ばすがごとくの勢いの炭酸飲料、甘めのコーヒーを卒業しブラックが飲めるようになって感じる大人感、、それぞれの人がそれぞれの時代で愛飲した飲料により懐かしい記憶が蘇ります。

 

飲料はただのどの渇きを潤すだけのものではなく、このように各人の生活と思い出にやさしく寄り添ってくれるものです。このように皆様の人生に彩りを添える飲料を提案・提供し、お手元にお届けしてまいります。

 

松本鉱泉株式会社 代表取締役社長

三木 祐香子